2017/09/08

和歌山の魅力再発見ツーリング1日目

8月下旬。お手頃なツーリングスポットはないものかとあれやこれや調べていると、ふと「和歌山」が頭に浮かんだ。去年の今頃、一度訪れたことのある和歌山。そのときは和歌山市~白崎あたりを走ったので今回は白浜から東側を攻めようと仮決定。

古くから「木の国」とも呼ばれていた和歌山県の中山間地域の比率は約7割。自然豊かな土地を活かしてサイクリングと観光を結び付けようとする動きが最近さらに活発になってきているとかいないとか。( 水と親しむサイクリング王国


今回のルート







どうも自分は数ある観光情報サイトをガン無視してとりあえず つむりブログ に飛んでいくきらいがあるなぁと感じつつも例によって参考にさせていただいて、ざっくり3日分のルートを作成。1日目は高野龍神スカイライン、2日目・3日目はひたすら熊野街道を走る紀伊半島半周ルート。3日間で約450km・約4500mアップ(RIDEwithGPSの獲得標高異様に高いのなんでだ?)。山も海も堪能できる欲張りコース。


(高野山~白浜)


始発で極楽橋駅までワープ。3時間も電車に揺られていたけどそれを感じさせないくらい輪あっという間だった。やっぱり輪行は良い。見知らぬ土地は自転車でも電車でも、楽しい。

極楽橋駅からはケーブルカーで高野山駅まで登れる。
ハイカーたちの多くは乗り換えていたけどそれを横目に輪行解除。県道118号を行こうとしたところで、



これである。3kmのうち自転車に跨ったのは数百メートル。
完全にケーブルカーに乗るべきだった。。。



県道を抜けると高野山。「真空パックの高野豆腐」懐かしい。
ぽつぽつといる観光客と坊さんたち。静かな空気が流れてました。


高野山からは1日目の目玉、高野龍神スカイライン。絶景哉絶景哉。
ただずっと尾根筋を走るだけあって延々とアップダウンが続くなかなかの鬼畜ルートだった。


和歌山最高峰の護摩壇山にある「ごまさんスカイタワー」からの眺め。絶好のツーリング日和。ちなみに自転車:バイクの割合は2:8くらい。ライダー多し。

この道の駅を境にやっと下り。お昼にカレーを頂いていよいよダウンヒルスタート!



途中の景色もまた絶景。まだまだ夏って感じ。


前から一度は浸かってみたかった日本三美人の湯の一つと称される龍神温泉。お風呂セットも準備してたし正直時間的余裕もあった。がしかし、走り終える前に温泉に浸かることは禁忌!(眠たくなるから)。1日目のゴールである白浜温泉までここはグッと我慢!ということでスルー



なかなか海に出ないなと思ったらルート間違えててアホか!ってなったけどなんとか海!



とれとれ市場で寿司を食す(880円)(写真なし)。


チェックインの16時ピッタリに宿に到着。
一人で宿取る機会が多すぎて友達と旅行行く時とか勝手が全然わからないってことがよくある。


晩ごはんはとれとれ市場で済ませた感あったのでリア充海岸こと白浜海岸を横目に本日の温泉、崎の湯へ!

イメージ写真①(インターネットより引用)

イメージ写真②(インターネットより引用)

正直こんなインスタ映えするような良いもんじゃなかった!まず強風の影響で海すれすれの場所には入れなかったし、そのくせ観光客多すぎるし、垢浮きまくりの湯船に野郎が肩を寄せて入る絵面とかも完全に地獄絵図でしょって感じ。思い出しただけでも吐きそう。

ささっと上がり帰りに洗濯を済ませ、宿の大浴場で一日の疲れを洗い流して(これが最&高だった)就寝。






つづく

2017/08/16

お盆なので「さわやか」食べに行ってきた。

8月13日(日)。お盆。

京都から自走で念願の「さわやか」を食べに行ってきた。

炭火焼レストランさわやか、通称さわやかとは、静岡県にのみチェーン店を持つ全国的にも有名なステーキ・ハンバーグレストラン。行列必至の人気店でその味は無類である(らしい)。






今回は静岡の中でも一番愛知県寄りで京都に最も近い新井湖西店をゴールにした210km₊αのひたすら1号線ルート。西側からの鈴鹿峠は楽しい以外の何物でもないので、問題は四日市-名古屋・名古屋-豊橋でのだらけかな~とか考えつつ午前8時に京都駅集合。まつだと二人でいざ、さわやかへ!

天気も曇り時々晴れで涼しくて気持ちいい。気温も丁度いい感じ。
まつだにひっぱってもらえばヨユーでしょう。(フラグ🚩)


鈴鹿峠!トンネルをくぐれば怒涛のダウンヒル!最高に楽しかった。
そのおかげもあって鈴鹿峠を終えて暫く走った時点で「4h100kmペース」達成。
ほらほらやっぱりヨユーじゃん!(フラグ🚩)

亀山のバイパスを走って四日市イン。コンビニで軽めに昼ご飯を済ませ名古屋を目指す。
ここからが本番やで...






 名古屋、橋多すぎ問題。(&まつだにずっと引いてもらってる問題)



それにしても良い天気。しかし気温もだんだん上がって来てる...



午後2時頃、名古屋の中心部辺りを通過...したかったけど灼熱地獄すぎてコンビニに逃げ込みクールダウン。なんじゃこりゃってくらい暑かった...これがヒートアイランド現象ってやつですか...(よく知らない)
そして道路が白い名古屋。





四日市までの好調が懐かしく感じてくる岡崎と豊橋の中間地点付近。名古屋脱出時約140km地点でまつだ、僕、共に脚が売り切れ御免状態に...。そこからはスピードダウンと休憩回数増加でじわじわとペースが落ちていき、気が付くと午後6時過ぎ。ばっちりフラグを回収してる。トホホ


まぁでもタイムリミットの終電輪行(午後10時頃)には間に合うでしょう。(フラグ🚩)




岩屋キャノンボウル。ボウリング場ってことを最近知った。というか辺り真っ暗。


 ラスト10kmを黙々とぶっ飛ばして...............!!


着いたあああああ!!!さわやかあああああああああ!!!
そしてまさかのというか案の定というかの2時間待ち!!!!
いやああああああああああああああああああああ!!!!!!

























ドン!
































はい、2時間待ちました。正確には1時間半くらいでしたが。
みんなリタイアしていったんだろうな...
終電を諦めた僕たちを止めるものはもはや何もなく、迷わずビールを注文し、乾杯。

そして前菜のサラダをもさもさ食べていると...


げんこつハンバーグきたーー!!
店員さんに許可を頂いて動画も撮影。



まさに肉塊。

本当に美味しかった。220km走ってさらに1時間半待ったからというのももちろんあったけどこんなにも肉が身に沁みるとは…
鉄板の上でジュージューいってるけど脂身はあまりなくてぎっしり肉が詰まってる感じ。今まで食べたことがないタイプのハンバーグだった。ごちそうさまでした!(この記事書いてる最中もヨダレが止まらない)

あとから静岡出身の先輩に聞いた話、はじめて食べるときはオニオンソースにしなくてはいけないみたいなルールがあったらしい。まつだがオニオンソースにしたからデミグラスソースにしちゃったけどこれもめちゃくちゃ美味しかったから問題なし。





ビールも飲んじゃったしどうしたもんかとさわやかから最寄りの駅まで歩いていると24時間営業のカラオケボックスがあったので即決。風呂も諦め爆睡。


翌日、始発の新幹線で帰宅。
お盆&日曜日のさわやかを食べるためだけにこんなにも苦労するとは思わなかった...笑

良い夏の思い出ができた気がする。





おしまい

2017/07/25

香川うどんライド【高松】

今まで何度かフェリーを利用して香川に行ったことがあるけどこれがもう手軽すぎる。
と、いうことで久しぶりに香川へうどんを食べに行ってきた。




利用する交通機関はもちろんジャンボフェリー

神戸港1:00発・高松港5:30着、運賃自転車込みで往復5000円。
実家に住んでた時は瀬戸大橋を渡っていたけど京都からだと圧倒的にこれが便利。

出航時のあの曲も久しぶりに聴いた。笑

この日は日曜日で人がなかなか多かった。
よくよく考えたら今まで乗ったの全部平日だった。

しかし、香川において日曜日に行くということはただ人が多いというだけではない。店が開いてないのだ。致命的すぎる。

「やっちまったー」と気づいたのが神戸三宮に向かう電車のホーム

まぁ一軒も開いてないわけではないから予定そのままフェリーに乗船。

うどんバカ一代



田村神社の日曜市


中村うどん

おか泉


うどん屋は結局4軒回れた。一つは神社の朝市みたいなとこだったけど。
バカ一代が一番好きかなこの中だと。

ついでにかき氷。今年初。
香川名物の「おいり」も乗っててインスタ映えしそう。


14:00に高松を出て18:40に神戸着。輪行で帰宅。


楽しかったけどもう日曜日には絶対行きたくない。
さか枝もがもうも山越もない香川は香川じゃない。


家に着いてから伏見稲荷の本宮祭りに消灯ギリギリに行った。
人が少なくて最高だった。






おしまい

2017/07/18

初夏の白川郷【福井-白川郷-岐阜】

暑い。暑すぎる。
もうナイトライドするしかない。


そこで白川郷。
ずっと行けずじまいだったし良い機会。

京都から全自走は無理なので金曜日の夕方から輪行で福井駅までワープ。
そこから金沢経由で白川郷。引き返すのも何なのでそのまま岐阜まで、というルート。

20:30 福井(0km)
24;00 金沢(70km)
05:00 白川郷(150km)
15:00 郡上(230km)
18:00 岐阜(295km)

いつものようにがばがばプラン。5月の福井ライドの続きって感じの認識。
白川郷から高山に抜けたり郡上から下呂に抜けたりしても良かったけど今回はパス。岐阜広い。





夜通しナイトライドはいつも以上に安全第一を心掛ける。
自動車との接触事故も怖いけど単独での落車事故も十分怖い。
ライトなどの装備や服装による体温調節、さらには補給や仮眠を取るタイミング、ブルべとかをやるならそういったマネジメントも重要になってくるんだろうな(参加する気は別にない)。

まぁでも今回はたかだか300km、白川郷までで言えば150km程度なのでそこまでガチガチに構えなくてもいいんじゃないってことでライトだけ入念に装備を整える。ライド中は仮眠のタイミングとパンクに注意(居眠り運転ダメゼッタイ)。





と、いうわけで福井駅着。時刻は20:00過ぎ。
輪行を解いて、とりあえず金沢駅までの平坦70km、ここをサクッといきたいところ。

金沢駅到着。暗い。
時刻は23:37。なかなか良いペース。

福井-金沢間は車はまぁ多かったけど道も広いし路面もきれいだしで走りやすかった。信号にも比較的捕まらなかった気がする。

しかしここからが本番。


その前に晩ごはんのラーメン。少し食べ過ぎてこの後お腹が痛くなった。

富山に入ってからすぐの南砺にて夜間工事のために迂回。
距離自体はほとんど変わらなかったけど街灯がぐっと少なくなる。
止まると一気に恐怖が襲ってくる気がしてゆっくりでもできるだけ走り続ける。



道の駅で小一時間仮眠を取った後、いよいよ五箇山、山岳コース。
山の登り始め付近で白川郷から走ってきたおっちゃんとそれを迎えるご家族のみなさんと少し話して僕も出発。真っ暗な山を走る。




長い五箇山トンネルを抜け、ダウンヒルを終える頃には空がうっすらと明るくなってきた。
夜と朝の間のこの不思議な時間に一人見知らぬ場所で自転車を漕ぐのってとても贅沢なことではなかろうか、とか考える。しかし少し寒い。

ここからは飛越峡合掌ライン。名前の通り合掌造りの集落が点在しており、どれも重要文化財に指定されているみたい。白川郷以外にも色々あるんだなぁ。



白川村!!残り15km!!!
到着!!!白川郷!!!!時刻は6:00前。
福井からたった150kmなのに随分と遠くまで来た気分。さすが秘境。
夜通し走らないと拝めない景色。来てよかったとしか思えない。
良さみが深い。





その後しばらく村を散策していると、、、


「もしかしてつむりさんですか?」

まさかのつむりさん(@tsumuri_f5 )との邂逅。
実は同じ日の昼に新車のシェイクダウンとして大阪から白川郷まで岐阜ルートで300km走ってきたみたい。(出発の当日につむりさんが白川郷に向かってることを知って、もしかしたらと思ったけどまさか本当に会えるとは)

大阪の人と京都の人が白川郷で会うという謎の現象。


自転車を並べて写真を撮ってもらい村唯一のコンビニで朝ごはんをご一緒したあと展望台に登ってそこでお別れ。なんとも変な体験をした気分。白川郷から南下する途中、数人自転車乗りを見たけどつむりさんに会いに行っているんだろうかと考えたり。





白川郷からはひるがの高原という場所までじわじわ登り。
洞門がたくさんあって興奮した。洞門良いよね。

すっかり日も昇り、どんどん気温が上がっていく、、、キツイ。
道の駅などで仮眠も取りつつひたすら南下。

ひるがの高原からの下り基調も完全に暑さが勝ってて走る気が削がれていくばかりだった。
気温36℃ってそれもう体温ですよ。




残り15kmで魔剤注入。レッドブル、実はあんまり好きじゃない。





土曜日の夕方の岐阜市街地を走って、、、


岐阜駅到着ゥーーー!!!
福井駅から294.6km!!!
夜通しナイトライド、完!!!

喜びに浸る間もなく手早く輪行準備を済ませ、新快速で帰路に着いた。
途中何度か寝たからか電車内で寝ることはなかった。


走行時間 12時間
経過時間 約20時間(うる覚え)

ナイトライドは順調に行けたけど後半、陽が昇ってからがバテバテだった。
やっぱり日中は暑すぎて走れたもんじゃないわ。。。
ただ、深夜に見知らぬ地を走るあの非日常感は癖になりそう。

「夜に出発して始発で家に帰る」みたいなコンセプトの方が多分楽だからこれからの季節どんどんやっていこう。

夏はまだ、始まったばかり。





余談だけど、白川郷といえば『蟲師』(漆原友紀/講談社)を思い出す。
単行本第6巻のおまけページでの作者の白川郷一人旅のお咄。

(以下単行本より抜粋)

「ギンコは旅そのものが日常ですが、私は日常とは少し違うところを歩きたくて旅に出ます」
「一人で見知らぬ土地に立つとヒシヒシとその土地と向き合える気がします。すると後々思い出せるその土地の空気の密度が濃くて好きなのです」
「物音ひとつしない暗闇、そして朝の光のよろこび。夜がわびしい程朝晴れてれば嬉しい。その起伏の激しさも一人旅のよい所です」

『蟲師』は本当に日本の原風景を美しく描いた作品で日本を走るなら『蟲師』を読んでおかないとっていつも思う。ギンコがカッコイイ



おしまい

2017/07/03

はじめてのビワイチ【琵琶湖】

Photo by けーすけさん・センスを感じる
京都のお隣さん滋賀県。県が今絶賛推奨中の琵琶湖一周、通称「ビワイチ」

大原から大津へ抜けるルートは割と走るけどフルでビワイチしたことはなかった。
過去の過ち

今回はそんなビワイチをOBさんたちとみんなでぐるっと走ってきた。梅雨なのに。


Photo by ノウエ 

前日爆睡決めたおかげで体調は万全。 
蹴上、逢坂をスイースイーと走って集合時間の8:00ジャストに大津駅に到着。


今回は時計回りで走るということで8:30頃大津駅出発。
天気はいまいちかと思ってたけど良い感じ◎ ※なお

白鬚神社までもサクッと。
ロングライド特有の序盤の「意外と速いな」ってなるアレ。
ビワイチは単調なルートだから特にそう感じるのかも。
相変わらず道路横断が困難。

お昼ご飯の前後は奥琵琶湖、ビワイチ唯一の若干の登り区間。
アウター縛りで登ったけど全然いけた!うれしい。
と言うかこれは「登り」と括っていいのかって感じだった。
ビワイチは終始平坦だったんだ!


Photo by けーすけさん

後半戦、長浜の手前あたりで何かに火が付いた4人によるavg40kmのスプリントが終わる頃ついに雨に降られた。お天気レーダーによると琵琶湖の下半分にガッツリ雲かかってる~\(^o^)/

コンビニでしばし雨宿りした後走るしかないのでリスタート。
眼鏡が完全にゴミと化したのでかけずに走ってた(危ない)

彦根でOBさんの一人、よしひろさんが離脱(帰宅)
お昼ご飯の時、何故か艦これの話したのが面白かったです。笑


そこから琵琶湖大橋まではテンションどん底ライド。
おまけに後輪に釘が刺さってパンクしたし、、、
Photo by ノウエ・帰宅後自宅にて

タイヤとチューブ貫通て、どうやったら刺さるんだよ(# ゚Д゚)
パンク修理セット何も持ってきてなかったのでみんなに助けてもらって何とか復帰。

そして橋付近のコンビニにて小一時間の休憩。←!?


Photo by ノウエ・琵琶湖大橋にて

あーこれもう天気は心配ないなー
レーダー見ても雲かかってないしなー
あとはウイニングランみたいなもんだなー ※なお


橋を渡り終わる頃に雨がポツポツからの土砂降り///////////

はいくそー

最後の20㎞でこの日イチバンの豪雨に見舞われビワイチ終了~!175km!
大津駅に着いたのは19:30前後だったかな?

移動時間約7時間
経過時間約11時間

休憩取りすぎ問題。笑
10時間切りたかった。

ーーー補給記録ーーー
9:13@ファミマ
クーリッシュ冷やしパイン
ミニ羊羹×2

11:16@711
ホットドッグ
パピコホワイトサワー
水2L

14;20@711
メロンヨーグルト氷

17:34@ローソン
Lチキ
照り焼き卵パン
エクレア

アイスはもはや補給食!笑



雨に降られはしたけど気温はそこまで高くなかったし基本無風で楽しいビワイチでした。

雨もまぁツラかったけど四国の大歩危峡や美ヶ原での大雨に比べたら気持ち良いくらいだった。
これからどんどん気温高くなるし多少の雨はむしろウェルカム。

梅雨が明けたらまたみんなで走りたい!

OBのみなさん、ありがとうございました。
松田も企画してくれてありがとう。




おしまい