2017/03/17

春先九州ツーリング5日目(終)【えびの-志布志】


最終日5日目はいきなりボス戦。えびの高原ヒルクライム。

ずっと登りっぱなしだから怖い。はじめはちょっと寒かったし。

登頂!8時過ぎに宿を出て10時頃着いたから二時間くらいかけてもたもた登ってきたことになる・・・。

昼ご飯はチキン南蛮定食をいただくしかないでしょ!この世のありとあらゆる定食の中でチキン南蛮が自分の中でいまだ絶対王者に君臨してる。チキン南蛮発祥の地ここ宮崎で食べない手はない。ほんとは市内の有名店で食べたかったけど、贅沢も言っていられないのでこの際「宮崎県内」で「チキン南蛮」を食べられたから良しとしよう、そうしよう。

ここから桜島を拝むために霧島方面へ、延々と下っていく。


霧島側からだといまいちな気もしますが一応桜島。

あとはだらだら志布志港目指すだけだ~と思っていたところに登坂車線。これ登るやつやん・・・。あまり長くはなかったけど不意打ちの登りは精神的にくる・・・。

16:00。志布志港着。だいぶ余裕もって来れた。ここから14時間の船旅。スーパーで飲み物等を買い込んでさんふらわあに乗船。大洋フェリーと違って大広間的なところに雑魚寝(一応場所は決められてる)だったけど神戸-香川のジャンボフェリ―利用者にとってはこっちの方が馴染み深かったりする。


と、いうわけで九州縦断ツーリング無事完。最後の方駆け足でまとめちゃったけど内容的にも前半の方が濃かったのでまぁこんなもんかなと。次回からは早めに更新したいです。


最後に出費合計をざっくりと。

宿泊費:¥11750(4泊合計)
交通費:¥19990(行き・帰り・熊本-長崎の3本のフェリーのみ)
食費:¥14316(1日平均¥2863.2)

食費はコンビニでのクレジット払いを除いているのでそれも含めるともっとありそうです・・・。
自転車乗ってると食費の出費に対するハードルがグッと下がっちゃうんですよね、気をつけねば。
宿泊費と交通費は必要最低限に抑えられたと思います。九州内で輪行することが一度もなくてよかった。

時間的にも精神的にもこのくらいのライドが最大な気もします。そういうことに気づけたのも今回のツーリングの収穫なのではないかと。

何はともあれ春先の九州を味わえて大満足です。ちょこちょこ行けていないところはまたの機会に。フェリーと自転車の相性もバツグンなので。


おわり

2017/03/16

春先九州ツーリング4日目【熊本-えびの】

4日目
なんかもう内容カスカスすぎて日ごとに分ける必要もない気がしますがここまできたので。
この日は2泊した熊本を後にして目指すは宮崎県えびの市。えびの高原の麓!

熊本からひたすら南下。アップダウンもほぼない平坦コースなので楽勝でした。途中人吉(ひとよし)市で休憩。ここは熊本の小京都と呼ばれているそうで、ちっちゃい京都みたいな町なのかな~と期待していましたが正直、何もなかった・・・。ゆっくり散策する時間もなかったので何とも言えない部分はあるけど、何も、なかった・・・。(写真すらなし)
ただ人吉に至るまでの国道219号線、通称「人吉街道」はかなり満足感ある道だった。球磨川沿いに続く道で舗装良し、アップダウンの塩梅良しで永遠に走っていられるくらいだったほんと。


「ばそ・んどう!!??」って思ったらただの「うどん・そば」だったっていう。(どうでもいい)

えーーーっと、、、そんな感じで宮崎県イン!(適当)
するする進みすぎて全然写真撮ってないや、くそう。
でも県境の上り下りはしんどかったというか怖かった。下り長すぎ問題。

えびのでの宿は「京町温泉華の湯」さん。素泊まり一泊3000円+入湯料150円でこのクオリティ。最終泊にして最高泊でした。贅沢すぎんよ!!
入湯料というのもこのあたりは京町温泉街。宿でもお安くお風呂に入れます。モチロン本格的なやつ。ちなみに「京町温泉」の「京町」は京都を真似て名づけられてのだそう。街は京都感ゼロだったけど昔から全国各地に京都の文化が少なからず波及していたんですね。改めて古都京都の凄さを感じます。
この日の晩御飯はコンビニで適当に済ませ、最終日に向けて早めに就寝。


つづく

2017/03/15

春先九州ツーリング3日目【島原】

3日目木曜日はまさかの寝坊、9時起床。予定では熊本からえびのまでの130㎞。微妙だな~ということでこれからの計画を練り直し。帰りに乗るさんふらわあは金曜日と土曜日でダイヤが約30分違う(金曜日→17:55志布志港発・土曜日→18:30志布志港発)。当初の計画では(書くの今更)

3/7火曜日(1日目)新門司ー別府
3/8水曜日(2日目)別府ー熊本
3/9木曜日(3日目)熊本ーえびの
3/10金曜日(4日目)えびのー志布志(夕方フェリー乗船)

という感じだった。ザックリだけど。
でもせっかくなら志布志着くの遅い方がいいし、週末にかけて天気も崩れることがないようだし何より今からせかせかえびの目指すのもしんどいし、、でこのまま寝坊した3日目をレスト日にして土曜日志布志到着を目標に設定。遠目から熊本城を拝みつつ長崎島原上陸作戦開始!熊本港へ!

熊本港から九商フェリーに乗船。これが乗船時間片道1時間、運賃自転車込みで1030円でお得だった。思ったより交通費かからず。

島原に上陸する頃にはもうお昼時。長崎まで来たらちゃんぽん食うしかないじゃない!
長崎が発祥のちゃんぽん。「長崎ちゃんぽん」「小浜ちゃんぽん」「天草ちゃんぽん」で日本三大ちゃんぽんなんだとか。ここのお店は一口餃子も看板メニューらしく迷わず注文。

長崎や佐世保も行ってみたかったけど時間的に厳しいか。でも海沿い走りたいな~島原半島ぐるっと走るか~と思っていたはずが気づいたら長崎最高峰の雲仙岳の麓、まゆやまロードを登っていたから不思議。


良い天気&食後ということでまぁ眠たい。

下り終わってまったり港付近まで戻り甘味を求めて喫茶店へ。名物かんざらしのあんみつバージョン。美味しかったけどこれただのあんみつ(笑)

することもなくなりフェリー乗り場でカステーラを貪りながらうとうとフェリー待ち。一日で57㎞しか走ってないけどまったりできて良かった良かった。ということにしとく。


つづく

2017/03/14

春先九州ツーリング2日目【別府-熊本】


2日目はセブンイレブンで朝ごはんを済ませてスタート。朝セブン便利。

相変わらずあちこちから湯気が立ち上っていてわくわくするけど斜度はなかなか半端じゃなかった。まさか市街地からこんなに登るとは思ってなかった。


ここも野焼きのあとらしく真っ黒。試される大地感すごい。
それにしてもこれから下っていく道を見下ろしたときの感覚は何度味わっても飽きないたまらない。この先のコナラの原生林もなかなか良かった。寒かったけど。

下り終えてローソンで凍えながら小休止。ここからはくじゅう連山を目指していくルート。途中の信号待ちで阿蘇方面から来たおっさんから「牧ノ戸あたりは気を付けろ」と忠告されるもどこのことなのかいまいちわからず軽く受け流す。このときはまだ牧ノ戸の恐さを知る由もなかった・・・(よくあるやつ)

朝日台にてマッチポンプコーヒー。ここでも牧ノ戸について少し注意された。

やまなみハイウェイの途中、長者原にて昼ご飯。だ(ん)ご汁。
大分や熊本の郷土料理で小麦粉を練ってちぎった麺状の具が入った汁物。これで身体の芯まで温めて牧ノ戸峠アタックだ!

くじゅう連山って名前のボスラッシュ感好き。
実際中岳や久住山、大船山など標高1500メートルを超える山々が連なる火山群。山肌にはまだ雪が見える。大分唯一、九州最大のスキー場があるだけのことはある。(ファットバイク欲しい)

ふむ。

ふむふむ。

これ、やばいやつだ。

牧ノ戸峠。標高1330メートル。やまなみハイウェイの最高地点に位置する峠で春はミヤマキリシマ、秋は紅葉、冬は樹氷とくじゅう連山の自然を味わえるスポットらしい。久住山の登山口でもある。

この日の峠は猛吹雪。麓はなかなか良い天気だったのに...。登ってくる途中すれ違った自動車が直後にスリップして事故ってたし本格的にやばいやつ。ソロで来てるし事故ると色々と面倒そうだと改めて思い、いつもよりブレーキングに気をかけて鼻水垂れ流しながら峠を下る。

くじゅう連山を下り終えるとやまなみハイウェイの特に走りやすい区間。
正直どこからどこまでがやまなみハイウェイなのかいまいちわからず走ってた感は否めない。

相変わらずの野焼きと向かい風だったけど、ずっと走っていられるくらい楽しかった!
もう少し暖かくなったらまた走りに来たい。



阿蘇山!の上だけ雲ひどくないですか!?

阿蘇に入っても暫く吹雪が止まなかったのでコンビニで休憩。このときGARMINの誤操作でライド記録が吹っ飛ぶ。牧ノ戸峠の記録がががが。

時間と阿蘇山上空の雲量からして阿蘇山ヒルクライムはちょっと厳しいか...ということで熊本市内を目指してミルクロードへ。
阿蘇から熊本市へのR57は震災の影響で現在通行止め。自動車もミルクロードへ迂回するしかないので大渋滞。時間も夕方頃だったし。これならやまなみハイウェイを走り終わる前にR11に入ってミルクロードをはじめから走ればよかったと後悔しつつ渋滞の中、路肩を登る。


暗くなり市内でもまた渋滞の中走り走って19:00頃宿に到着。この日は所謂ゲストハウスってやつに泊まった。ゲストハウスって存在自体はあまり好きじゃないけれど、そう贅沢も言ってられない。ここはレストランが併設されていたのでそこで晩飯を済ませ、洗濯、風呂を終え、就寝。今思えば2日目が一番キツカッタ・・・。阿蘇はまた必ずリベンジしたい!


つづく

2017/03/13

春先九州ツーリング1日目【新門司-別府】

前々から計画を練っていたフェリーを駆使した九州ツーリング。天気予報とにらめっこして3/6~3/12の最高のタイミングで決行できた。良かった。
九州への上陸方法の候補はフェリーさんふらわあ名門大洋フェリー
当初の予定では別件で四国に行ってそのまま宇和島から別府に渡るルートだったがそれは頓挫してしまったのでせっかくなので九州縦断ツーリングということにして大阪-新門司を結ぶ名門大洋フェリーで行くことに。ポケモンで言うところのホウエン地方を旅するってわけ。ルビー・サファイア・エメラルドは世代ドンピシャなので胸が躍る。

料金は自転車代含めて片道7000円と格安すぎた。輪行すれば自転車代も浮かせられたのかも(フェリーさんふらわあは輪行すれば自転車代は浮く)。移動時間は12時間と決して短くはないけれど寝ていれば着くから何も困らない。あと船旅はワクワク感がたまらなく楽しい。船内の晩御飯は1500円くらいのバイキングだった。これは高いのでスルー。朝飯は期間限定でタダだった。

1日目は新門司港から別府までの約115㎞。別府の手前あたりの登り以外はR10をひた走るだけのヨユーすぎるルート。九州ツーリングのアップ的な感じ。写真は安心院あたりの道の駅で頂いた大分名物のとり天。うまかった!「安心院」って「氷菓」でしか聞いたことなかったけど九州の地名だったのか...。



マンモス(マンモス)

この辺りは十文字原と言うらしい。あちこち野焼きされたあとっぽいとこがある。自衛隊の演習場があるらしい。
天気も良かったけど若干雲が多く展望台からの眺めもイマイチだろうと思いパス。ここからは別府まで下るだけ。


大分県は温泉の源泉数・湧水量ともに全国一位で言わずと知れた温泉県。中でも別府市は特に有名で、別府温泉に含まれる多数の源泉「地獄」をバスなどで巡る「別府地獄巡り」は人気の観光ツアー。十文字原から別府市に行くまでにも多くの「〇〇温泉」や「〇〇地獄」の看板を見かけた。血の池地獄とか鬼石坊主地獄とか絶対楽しい。残念ながら宿を別府駅近くに取ってしまったので地獄巡りは出来ず...。
それこそ地獄巡りをするためだけにフェリーさんふらわあで直接別府に上陸してみてもいいな~と思った。自転車?この場合は必要ないかもね。

別府湾までの急な下り坂を終えると別府駅前までたどり着いた。今日の目的地。しかし時刻はまだ14:00前。これはどれか地獄に浸かって来ても良かったのではと思いつつも公園でごろごろし16:00には宿にチェックイン。一泊目に泊まった宿と言うか民宿は素泊まり2500円で個室、トイレ、テレビ付き、洗濯無料。さらには宿内にかけ流しの源泉が湧いているという流石別府!と言わざるを得ないナイスな宿だった。かけ流しなのでくっそ熱かったけどそこは水で埋めて丁度良くしてって感じで。

別府温泉の玄関口的ポジションらしい竹瓦温泉。入湯料100円という驚き価格だったけど中は洗面台などもなく大きい浴槽が一つあるだけでいわゆる銭湯って感じではなかった。風情はあったけど。宿の温泉に入った後だったので軽く浸かっただけ。行水行水。

フェリーに乗る2日前くらいにゲットしたGARMINをほぼぶっつけ本番で使ったから途中コンビニ休憩で充電しちゃってStravaの記録強制終了させたりもしたけどナビしてくれるのはありがたかったし楽しかった。何より「GARMIN使ってる~!」という初心者丸出しの妙な優越感(笑)にも浸れた。これから酷使して慣れていきたいところ。晩御飯には別府駅前で天丼750円を頂いて1日目終了。


つづく